GLCに試乗してきました
前回までの話の流れをちょっと変えて、最新の試乗メモです。
クルマはMB GLC220d 4matic coupe sport。
先月発売されたばかりのニューカマーで、既に出荷されているGLCのクーペ版です。
別にこれに乗りたいと思ったわけではなく、フツーのGLCの試乗を希望したつもりだったのですが、用意されていたのはこのクルマ。まあ基本は共通だし、悪いことはないか、とそのまま行きました。
外寸はLWH=4735x1930x1605mm、重量は1960kg
幅がかなり大きく、重量も半端ないです。
エンジンは2.2L diesel turboで出力/トルクは170ps/40.8kgm。
この車にはランニングボードと呼ばれるドア下のステップが付いており、SUVらしいカッコ良さを演出しております。しかしながらちょっと乗り込み難い。普段使いにはどうかなと思いますが、素のGLC220dには付いてないようなので問題ないでしょう。
乗りこんで感じたこと。左足側の空間が狭い。
多分これはギアボックスが大きいのでしょう。9速のそれは7速並みの重量のようですが、それでもドライバーの足元空間を狭めるほどのボリュームがあり、個人的には私はこのクルマと長い付き合いは出来ないな、と走る前から感じてしまいました。マツダの宣伝ではないですが、座って両足を伸ばして、自然な姿勢が作れること、MBがそれを疎かにするとは考えられないですが、私としては今一つでした。
内装はCクラスと同様です。クオリティは高いのですが、個人的にはセンターコンソールの感じが好みではありません。シフトレバーがコラム式なのも違和感があります。
走りに関しては、市内の短距離試乗では十分試すことは出来ませんが、それでもエンジンのトルクの太さによる低速加速の力強さは2t近い巨体でも十分なものです。ステアリングは速度感応式で、低速で軽いのは良いのですが、少し車速が上がると急に重めになり、換言すれば回し難くなる感じで、この変化には少し違和感を覚えました。
動力性能、乗り心地、安定性、安全性、いずれをとっても申し分はなく良く出来たクルマなのですが、先立つものがあったら欲しい、とは思えず。(ま、先立つものもないので、何言ってんだ、と言われそうですが。)
以前CクラスやAクラス、GLAなどに乗った時も、同じように、いい車だけど欲しいとは思えない、と感じたことを思い出しました。
ややネガな感じになってしまいましたが、単に私が個人的にMBと相性が悪いだけなのでしょう。
同日、GLEにも試乗したのですが、それはまた別途書くことにします。